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kirakira na toki

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Current...30 - Ⅱ
2007年 12月 20日 |
もう一度・・・初めからゆっくり・・・

ビョンホンは、離れていた1年の時・・・

思い続けたハルカへの愛を注ぎ込むように

深く深く、彼女を愛した。


ハルカが意識を手放している時も、その体を離すことが無いほどに・・・




「・・・んっ」

心地良い気だるさに覆われていたハルカの体に、再び甘い疼きが襲ってきた。

「・・・夢?」

そう呟いた自分の声に驚き目を開けると、その疼きは一気に全身に広がる。

「あっ・・・」

「ハルカ・・・ダメだよ、ひとりだけなんて・・・」

そう聞こえたけれど、意味を深く考えることも返事をする事も出来ない。

それほど、目覚めたばかりのハルカの体は熱く

ビョンホンを求めて、止め処もなく溢れていた。

「覚えてるよ・・・何も変わってない。ここも、ここだって・・・」

「!」

的確にハルカを熱くする場所に、唇を這わせるビョンホンに、高められた体は抗う気力も起こす事が出来なかった。

ただ、その愛撫に体を震わせ、吐息を漏らすだけ・・・

微かに残った羞恥心で、声を出すのをこらえる事で精一杯だった。


「ハルカ・・・」

「・・・・・・」

「どうして、我慢してるの?」

「?」

「もっと見せて・・・ハルカを、全部見たい。離れていた時の分も、逢いたくてたまらなかった時の分も・・・」

「・・・・・・」


「だから・・・我慢しないで・・・」

「!」

その言葉が先だったのか・・・

彼が自分を貫いたのが先だったのか、分からない。

一瞬のうちに、その感覚は全身へと広がり、何もかもを覆ってしまった。

そして、弾け飛ぶ・・・

ハルカは、もう止められない思いを感じていた。


何もかも見せる?・・・

愛する人に自分を感じて欲しい。


彼から与えられる、苦しさにも似た、この疼きを・・・

抵抗せずに、受け入れたら・・・

自分は、どうなってしまうんだろう・・・

怖かった・・・

自分が変わってしまうことが・・・



だけど、それ以上に彼とひとつになりたいと、心が求めていた。

噛み締めた唇を、そっと開く。

もう、ハルカを止めるものは無い・・・

微かに漏れ出ていた吐息・・・そして与えられる熱さを、そのまま声にして開放した。



突き上げられ、揺らされながら、溢れる思いを感じていた。

自分を見つめる瞳は、熱く激しく・・・

その裏にある優しさもすべてが、「愛している」と告げている。




「ありがとう・・・」

「何?」

「私を忘れないでくれて・・・」

「うん・・・」

「・・・・・・」

「ハルカ・・・愛してる」

「!!」



腕の中で眠るハルカは、微かに微笑んでいるように見える。

その表情を見ているだけで、こんなにも満たされた気持ちになれる自分を、不思議に思う。

不意に眠りから覚めたハルカが、呟いた。

「・・・ん?オッパ寝ないの?」

「いや・・・」

「お水、持ってこようか?」

「大丈夫だから・・・おやすみ」

「うん・・・」

起こしかけた体を、再び横たえて・・・自分に寄り添って眠るハルカの頬に口づけた。

「おやすみ・・・」

彼女の匂いに包まれて、ハルカを起こさないようにビョンホンは、そっと隣に体を横たえる。


規則正しい寝息と、ぬくもり・・・


固く渇き切っていた心に、あたたかなものが流れ込み、満たされていく。


もう・・・二度と離さない・・・

心は、ずっと一緒にいるよ・・・


耳元で囁くと、ハルカが微かに笑った気がした。

「おやすみ・・・」


ビョンホンは、もう一度ハルカの頬に唇を落とし・・・

抱きしめたまま眠りについた。



banar

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by pink_pink_opal | 2007-12-20 00:00 | Current |